「散歩・・・・昼寝かな」 「わざわざ、こんな遠くまで来て?」 転がってきたボールを拾い上げながら、視線を裕斗に向ける。 それを返そうと顔を上げると、彼はスタスタとこっちへ戻ってきた。 「もう終わり?」 「終わり。暑いから」 あたしの隣に腰を下ろして、腕で額の汗を拭う。