恋愛磁石




「・・・どこ、行こっかな」



街灯の明かりだけがともる細い道。


なんとなく部屋を抜け出してきたあたしに、行くあてなんてあるはずもない。


月明かりすら見えない夜道。

あたしはただ、ブラブラと歩いた。