ワガママな弟







「ダメ。」






てっきりすぐにかけてもらえて
解決…なんて思っていたから



「は?」


って思わず言ってしまった。
顔を廉に向けたけど
電気がついてないからか、
顔の表情がよくわからない。





「だからダメだって。」




え?


何ででしょうか。





意味分かんないし。





「…何言ってるの?」



「やだっつってんの。
目の前でこんな格好した女がいるんだから
襲わない訳ないだろ。」




‘女’って。



大丈夫か、廉。



そんなに欲求不満なの?


「彼女と上手くいってないの?」



確か廉彼女いたよね。




うん、いたはず。





「そんなの関係ない。」



そう言って廉はどんどん顔を
近づけてくる。