ワガママな弟







次の瞬間、倒れていたのは
正樹くんだった。



「お前さぁ、だせぇな。



初対面の奴に文句言って
殴ろうとして逆にやられてやんの。


結華、嫌がってんだからやめろよな。




そんな事も分かんねぇのかよ。」




言った言葉はひどかったと思うけど
あたしには今そんな事どうでもよくて。




正樹って人から解放された方が
嬉しかった。





駆け寄ってきた愛とほのかに
‘どうして…?’
って聞いた。



「あたし達が廉くんに伝えたの。



結華が嫌がってる~ッてね。」





伝えた…?



そっか。



ってどうして


「廉のメアド知っての?」



あたし教えてないし。



廉が教えてるのなんてあたし1度も
見たことないし。




「あッ…」


って言って2人は顔を見合わせてる。




…あたしに隠し事してるんだ。