ワガママな弟

「最初に自己紹介でいい?
こっちからするね。」



智くんは優しいだけじゃぁなくて
しっかりしてるみたい。



「えっとー…じゃヒロからお願い。」


智くんに言われて
ヒロって人は口を開いた。



「…ヒロです。どうも。」



ヒロってらしき人がそう言ったけど
少し無愛想かも。




…多分この人はかっこいい人。




「じゃ次俺!?俺は木下正樹です!」



次に軽そうな人が言った。


う~ん、一般的にみると
かっこいいんだろうけど
普段廉を見てるからかな?


…何かあんまりいい人いないかも…。



「ねぇねぇ、優しい人って智くんだよね?」



あたしは愛に聞いてみた。



「えッ!?何でぇ~!?

智くんが完璧な人に決まってるじゃん!!」

そうだったの!?

でも…そうすると分かんないかも。



「あッ!次あたし達ですねー


あたし、愛っていいまーす。
ちなみに智くんの友達でーす。」




友達だって愛がいうのが
何か‘今は’って心の声が聞こえてきそうで
怖い…。



愛の事だからすぐに付き合うと思うけど。




次は位置的にあたしだったから

「結華です。お願いしまーす。」


と適当に流しておいた。



「あッ…えっと…あ・あたしほのかって
言います…。

おッお願いします…。」


あたしはびっくりして思わず愛と顔を
見合わせてしまった。



何をしても完璧なほのかが
こ・言葉をつっかえるなんて!!!!!