ワガママな弟





「ごめん!待った?」



智くんが謝りながら走ってきた。



「大丈夫だよぉ。」


と愛が答えた。



「…2人とも…あたしは…
智くんねらいだからね…」


小声で愛があたし達に言った。



「りょーかいだよッ!!…
がんばって、愛…。」


教室でもいい感じだったもんね。



秘密の作戦会議が終わったあたし達は
智くん達の方をまた向いた。



「んじゃ、カラオケでも行こっか。」



「はぁ~い。」



愛ねらいの智くんは
少し遊んでそうだけど
優しいと思う。



ファイト!!愛!!




カラオケの場所は
駅のすぐ近くにあったので
会話には困らなかったから一安心。




でも…


こんな短い時間でも
愛はもう智くんの隣を確保している。



愛の恋愛に対する執着は
すごいけど
こんなに積極的なのは初めてかも…



本気でハマっちゃったかなぁ。




いっつも
‘あたしは恋愛好きだけど
本気にはなんないんだぁ~’
って言ってたけど…




ってあたしなんだかんだで
合コン楽しみにしてない!?




いっかぁ♪とりあえず楽しもう♪