ワガママな弟






そう思ってるうちに
どうやら会場に着いたみたいだ。




気まずい空気の中で
あたしは固まる。






…どうすればいいかわかんない。





こういう場合あたしから
降りた方がいいの!?



それとも廉とお母さんが降りるの
待った方がいいの!?



あぁー分かんない!!




「降りるぞ。」



そう言って廉はあたしの手を
掴んだ。



抵抗しようと思ったけど
抵抗する間もないまま
あたしは会場に連れ去られた。




「ちょっとっ!!」




あたしは声を出したけど
それが聞こえてないみたいな様子だ。