はじめての…

ピッ
電話に出た
『…もしもし…?航…』


『いきなりごめんな?なんか緊張してるっぽかったから…つい電話してしまった…』

こーゆーの、嬉しい♪



『わざわざありがとうっ!嬉しい!』

『軽めなサプライズ…的な…』

ボソッと航は呟いた
そっか、航なりのサプライズだったんだねこれが♪そーだとわかるとさらに嬉しいや


『今日の部活は何やったの?走った?』

電話越しの声が
愛おしい…


『うん、軽くね。でも前日だからあんまりキツいのはやらなかった』

『あぁ、そうだよな!てか、今日早く寝ないとじゃね?俺、こんな日に電話とかっ、ごめんっ』

『全然大丈夫だよ』


『でももう寝なさいっ!明日に影響するぞ!』

優しいね、航。

『わかりました~、航様!もう寝るね~』

『そうしなさいっ

おやすみな、ハル』

『おやすみ、航』



そうしてあたしは眠りについた
大分緊張も解けたな…


ありがとっ
航っ!