そのとき、





「ハル…?」

声がしたほうを見た


「航ッ」

あたしは無意識のうちに航に抱きついていた

「ど、した…?」


「会って話がしたかったっ」


「俺、てっきり帰ってたのかと思っちゃって…

最近なんか距離置いてる感じだし…


で…なんの話?」


「悩みがあるならあたしに言って!全部はなして?その日思ったこと、全部!あたしに話してっ?」

あたしは一気に言った




航はキョトンとして、

「…飯田?」


と言った。