「え、それって…?え…?」


やばい、誤解され…


「俺だってそうしたかった」

え…?

「俺だって、朝、ハルに会ったらハルを傘の中にいれるつもりだったよ、でも、なんかあの子傘なくて困ってて、ずぶ濡れになっちゃうのも可哀想だったから…」



「お人好しなんだね…航は…やっぱり…」



「やっぱり…なに?」


「やっぱりあたしの好きな航だ★」

そうあたしが言った瞬間、


抱き寄せられた…
そして…
真正面から
ぎゅっと
強く、でもどこか優しく

抱きしめられた