はじめての…



ゴールしたあとの安西香苗はレース前にしゃべってた人とは思えないくらい別人に見えた





しばらく安西香苗を見つめ、立ち尽くしていると


安西香苗と目が合い、こちらに向かって歩いてきた





「だから言ったでしょ」

「…すごいよ…安西香苗」

あたしは安西香苗の肩を揺さぶった


「な、なに…」


「あたし、あんた目標にするよ!!!」





あたしは新しい目標が出来た