それから、何ヶ月か経ち私は小5になった。


ピピピピピッ!!!


私はいつもと同じ、目覚まし時計で目を覚ました。

ふと枕元を見ると髪がいままでよりたくさん抜けていた。


「え・・・??なにこれ・・・。」


こんなこといままでなかった…
私は動揺していた。

バタバタバタッ!!!


私は無我夢中で階段を下りた。


「お母さん!!髪がたくさん抜けてる!!」


「何??・・・今、季節の変わり目だから少し多く抜けてるだけだよ」

一瞬、お母さんも妹も何が起こったのか分からない顔をしていたが
たいしたことではないと、そう言って無視した。


本当に、それだけで抜けてるのかな・・・?
私は、不安で一杯だった。

このとき、まさか近い将来、髪が全部抜けるなんて思ってもいませんでした。