5年後・・・
僕たち二人に
神様が可愛い女の子を
授けてくれた
名前は迷わず
「さくら」に決めた
桜の木の奇蹟は
僕らの人生を変えた
大自然と僕らは
しっかりと何かで繋がっている
何か大きな力が
いつもいつも
僕らのこころの
奥の奥まで
働きかけている
素直にありのまま
大自然に委ねて
そして、
誰にも恥ずかしくないように
生きていくことの
大切さを
桜の木が教えてくれた
きみはさくらを抱っこして
やわらかくて小さな頬に
そっと顔をよせ
桜色に染まりながら
僕に笑った
「さくらを連れて
また、あそこへお礼に行きたいな」
あの日から
キミはずっと桜色


