そして、次の願いを言おうとした時です。

「さあ、次で最後の願いよ。」
魔女は言いました。

「え~?どうして~?」
男の子は残念そうに言います。


「もうすぐ日が昇るわ。私の魔法は夜の魔法。朝が来ると魔力が使えないの。」


それを聞いた男の子はあわてて考えました。
 タイムリミットがあると思ってもみなかったのです。

だけど、最後の願い事です。


「うーん。それじゃあ、それじゃあね。ぼく、本物のヒーローに会いたい!!」