彼女…？




「え？」



驚きでなにを言われたのか理解できなかった。




「いや…涼ちゃん、あたしの大学の友達と付き合ってる…よ…？」





涼ちゃんに彼女がいる？




たしかにかっこいいし、もてるのはわかるよ。




あたし程度の子なんていくらでもいるだろうね。



でも…



彼女いるの!?




てかじゃぁこの前のトキメキなセリフは何!?




「うそ…」



「うそって言ってあげたいんだけど、私の大学の友達に、涼ちゃんと高校が同じだった子がいて…


付き合ったのは大学入ってからなんだけどね。」




「そっか…………」




あたしは何も言えなくて、その後莉緒とどんな話をして帰ってきたのかもあんまりよく覚えてない。





涼ちゃん……？