詩的物語〜君は恋してる〜


 部屋を出ると、すぐ横に図書室があった。

その扉をじっと見つめる。

いる、かな…

 ふと、東島くんの顔が浮かんだ。

図書館の中、本を読みながら涙を流す姿。

ガラッ…

あの時の事を考えていたら、いつの間にか扉に手をかけ開いていた。

静かに開いていく扉。
だんだん明けていく景色。

少し、胸がドキドキした。