「惹かれてるのか… まぁ構わんが…」 「全然いいじゃん? どうせ継ぐのは俺だし。」 「兄さん…。」 俺の兄・拓人(ひろと)がドアのところにいた。 あれでも成績トップ。 この家、会社を継ぐには、 とてもふさわしい人。 そして、俺が家でしっかり敬語を使っているのに対して、 兄さんは普通にタメ口。