ご主人様は俺様サマ




「どうしたら…

俺を許す?」



俺は軽はずみな気持ちで聞いた。


家には金がある。

ほしいもんならやれるし。


愛莉亜は少しの沈黙の後、ぼそりと言った。


「…パソコン教えてほしぃ…」


最後の方はだんだん小さくなってた。


意外だった。


パソコンで許してくれるなんて……


「それぐらいよゆーだし。

いつがいい?」



まぁ、それっくらいで許してくれんならたやすい。