「か〜の〜ん〜!!」

「あっ。けい君〜!」

私の名前を呼びながらバタバタと駆けてくるけい君。

私も彼の名前を言いながら手を大きく振って応える。
私の元に来るとけい君は息を切らしながら「遅くなってゴメン・・・。」と謝罪の言葉を言う。

「ううん。大丈夫、待ってないよ。それより・・・大事な話って・・・??」

そう聞くと何かを思い出してしまったような顔をして俯くけい君。

「あの、突然で・・・。その・・・ビックリすると思うけど・・・。」

そして顔を上げる彼。

そんな真剣な表情にドキッとする私。

「俺・・・・・・・・。」