、膝の上に里菜を載せ、手を里菜の服の中に忍ばせ、乳首をつまみ、撫でる。

「あっ、ああっ…はぁ…はあ…。」

今までに感じた事のない快楽。

「はぁ…はぁ…。」

撫でただけで濡れるカラダ。

「里菜、好きだ。」

「あ…やめて…頭がおかしくなる。」
「胸だけで感じてくれてるんだ。」
「やっ…いやっ…なんで…こんなに…。」

和也は里菜の耳に息を吹き掛ける。

「あぁっ!?…和也はサラブレッドで…私は落ちこぼれ…あぁん!?」
「誰が落ちこぼれと判断するの?里菜は最高だ。悲観する事もない。」

和也は里菜を抱く。里菜は和也の抱擁が心地良い。

「私と結婚してくれないか?」
「……。」

里菜は恐る恐る振り向く。和也は里菜に甘くて深いキスをする。見つめ合う。

「私なんかでいいの?」
「最高だよ。かわいい。」
「幸せにして…ね?」
「幸せにする。」


居間、放心状態の里菜の両親。そこへ、

「ただいま〜。」

弟が帰って来る。

「あれ、父さん、母さんどうしたんだ?固まって。誰かいるの?見慣れない男モノの靴があるし。」
「う、うん…。」
「どうしたんだよ。誰がいるんだ?」
「良平…、平川さんちの…和也君がね…里菜と…け、結婚したい…って…。」
「えぇっ!?うそだろ!?」

「里菜もいきなり言われてお坊ちゃまの真実も知って、混乱してる。だからね。説得しに行ってるの。」
「…あのお坊ちゃまが…姉さんを!?」
「里菜、お手柄よ。冷めないうちに子供作らせましょ?子供ができればかわいくて、和也君も手放したくなくなる。」
「……。」

弟は信じられないけれど、まずは荷物を部屋に置きに行く。階段を上ると、聞こえてくる里菜の感じる声。弟は里菜のあまりにもの色気に赤面。荷物を置いて、足早に下へ下りていく。部屋にまで微かに聞こえる和也と里菜の声。弟は困惑しているようだ。聞いてしまった。

「里菜は胸を触るだけでもこんなに感じるんだね。」
「…こんなの初めて…カラダが求めてる。」
「もう少し知ってから全てが欲しい。すぐになんていけない。」
「いいわ。」



居間でぐったりする弟。

「本当に…。」



和也と里菜は下りて来る。

「すみません、少しだけ