モテるあいつ。
















…この言葉が頭を駆け巡った。


ぐるぐると回って離れない。


状況がよく掴めないけど、私はかたかたと震えているに違いない。


救急車に降りてからはほとんど記憶がない。



後から聖斗のお母さんに聞いたら、私は虚ろな目をしてただただ座っていたらしい。