Secret Prince

「潜入した先の学園には、3人の人がいました。
 一人は、『新緑の剣』を護る、雅有住。
 一人は、『太陽の光』を護る、相沢悠里。
 そして、もう一人は、・・・・・『蒼き月星』、
 通称ブルーマリンを護る、・・・・雨宮廉・・・・。」



そこまで言って、俺は、息をついた。
総統は、黙って、俺の話を聞いていた。

































「そして、俺は、彼らから、俺の、・・・・・もう1人の人格である、
 ビオラが、『紅き涙』を護り、隠された至宝、『漆黒の薔薇』を
 封印しようとして、ある日それを盗み出されてしまった事を
 聞かされました。
 それを奪還する唯一の方法が、これら4つの至宝を合成させ、
 『漆黒の薔薇』と対等の魔力を持つ至宝、『虹の四光』を
 作り出す事、だそうです。
 『漆黒の薔薇』の莫大な魔力は、世界を滅ぼすほどの力を持っていて、
 俺が成し遂げないと、・・・・・・・それ以外に方法がありません。
 だから、俺は、『蒼き月星』を盗む事は出来ません。」





はっきりと、俺は言い切った。
ビオラが、心の中で微笑んだような気がした。
そうだ、俺は、これまで護られてきた。
だから、これが、俺のせめてもの罪滅ぼし。
いや、・・・・・・・・世界の命運を懸けた、戦いなんだ。