Secret Prince

それからは、暫くお互い無言で過ごした。
そして、この後、僕は、藍斗の鋭さと、
その奥に秘められた優しさを知る事になる。



























「ここにある絵って、・・・・・・・・・・・全部、先輩が
 描いたんですか?」




「確かに、物だったり人だったりしますけど、
 全部、どこか似通っているような気がしたんです。
 タッチなのか、色の感じなのか、細かい事は、俺には
 分からないですが。」

































・・・・・・・・・・そう、その通りだよ。
これは、きっと、僕自身の心の表れ。
安息を好み、優しさを愛し、どこまでも生温くて、
それは、ある人からしたら、この上なく不快で。
それでも、創造せずにはいられない。
それは、・・・・・・・・・僕が、弱くて脆い存在だから。