Secret Prince

でも、ぬるま湯みたいな感じで、いつまでも
こうしていたいと思わせる何かがある。
そして、俺の髪を梳いて、優しい手つきで撫でてきた。
正直言って、もう、・・・・・・・・・限界です。





























「先輩がその気なら、俺、休ませてもらいますね。
 もし、どこかへ行くなら、俺は置いて行ってください。
 それじゃあ、・・・・・・・・おやすみ、優。」



一番最後の一言は、とびっきりの甘い声で。
聞いた者の9割が腰を抜かすくらいの、
強烈なエッセンスを込めて。
そして、俺は、そのまま目を閉じた。































だから、夏川先輩が唖然とした表情で、俺を見つめていた事を、
俺が知る事はなかった。