Secret Prince

それに、そっと肩を抱かれている感触を
感じると、眠くなってくるんだよ。
今も、かなりウトウトしてるし。



























「そろそろ離してくれないと、俺、このまま寝ちゃいますよ?」



正直言って、最近は、なかなか疲れが取れない。
全ては、あの密談の後から。
やはり、ショックが大きすぎたのだと思う。
決意表明はしたものの、まだ覚悟は出来てない状態だし。




























「んー。
 僕は、別に構わないんだけどね。
 それに、藍斗の寝顔なんて、めったに見れなさそうだし。」


そう言うと、先輩は、遠慮がちに座っていた俺の身体を
ぐいっと引き寄せた。
だけど、それほど強い力じゃない。
まぁ、何というか、密着した事で、かなり体温が伝わってくる。