「ふうん、そういう事なら良いよ。
 ただし、あまり過激な事はしないでね?
 俺にも、俺に言い寄る奴らにも。
 俺、基本平和主義者だからさ。」






ね? と首を傾げて見つめてやると、
思いっきり肩を跳ねさせて、コクコクと頷いた。
・・・・・・・・・くくっ、何か可愛いな。


































・・・・・・・・・って、俺は、何を考えてんだ。



























「それじゃあ、俺は、もう行くね?
 ふふ、期待してるよ。
 頑張って・・・・・・・・・・・。」




俺は、去り際に、生徒Aを優しく抱きしめてやる。
男子校だから、勿論彼なんだが、彼は、
状況を理解するのに一瞬かかり、俺の腕の中で、
何故か泣き出してしまった。