「んじゃ、そろそろ、俺も限界だし、
 藍斗に戻るよ。
 情報ありがとね?
 早速、明日から、交戦体制に入らせてもらうよ。
 ・・・・・・・ぁ、ちなみに、藍斗に何かしたら、
 タダじゃ済まさないからね・・・・・・?
 それこそ、二度と立ち上がれなくなるくらい、
 魔力使って、あんたの事、絶対逃がさないように
 しちゃうかも。
 ・・・・・・・・ふふ、まぁ、藍斗は何も覚えてないだろうから、
 後始末は任せるよ。
 それじゃ、・・・・・・See you again, sir.」








そう言って、俺は、ゆっくりと瞼を閉じ、
神経を集中させていく。































(上手くやったから、もう大丈夫だよ。)



【それよりも、今まで言ってた事、・・・・本当なのか?】





























『紅き涙』を所有する者は、二重人格で生まれるか、
もしくは、宿主を見つけ、その者の人格に潜み、
宿主が17歳になったら、意志の疎通が出来るようになるって
聞いた事はあったけど、・・・・・・・・遂にバレちゃったか。
さて、どうしようかな・・・。