「ねぇ、もう1度聞くよ?
おとなしくカードキーを渡してくれるか、
それとも、自分の醜態を徹底的に晒して、最後には
結局奪われちゃうか。
・・・・・・・・・・どっちが良いか、『四光』の一人なら
分かるよね?
つうか、・・・・・・・・・・分かるよな・・・・・?」
俺は、唇を離して、再度、雅先輩に問いかける。
ねぇ、いい加減諦めなよ?
『四光』を統べる者が、本気になって相手を堕とそうと
してるんだよ?
魔力に充てられたら、いくら宝石の加護を受けた人間でも、
そう簡単に抵抗出来ないはず。
「・・・・・・・・っく、・・・・・はぁっ、・・・・・
嫌だね、・・・・・・絶対渡してなんかやらないよ。
あんたみたいな独裁者に、・・・・・・・・っ!?」
雅先輩は、随分息遣いが荒くなって、瞳も潤んでいるが、
それでも、まだ、抵抗する事を諦めないようだった。
「ちょっと、お喋りが過ぎるんじゃないかな?
それとも、僕とお喋りしてたら、『新緑の剣』の効力の一つ、
攻撃性が更に刺激されちゃう?
確かに、統べる者だから、他の宝石の力を強めるのを
無意識にやっちゃってるのかもしれないけど。
何なら、二度と屈する事のないように調教でもしてあげようか?」
だから、耳元で低い声で囁き、耳朶を口に含んで、
空いている手で制服のボタンに手をかけた。
こうなったら、手段を選んではいられない。
残り少ない、生きられる時間を、これまで幸福も不幸も共にしてきた
魂の片割れのために尽くすしかないじゃないか。
おとなしくカードキーを渡してくれるか、
それとも、自分の醜態を徹底的に晒して、最後には
結局奪われちゃうか。
・・・・・・・・・・どっちが良いか、『四光』の一人なら
分かるよね?
つうか、・・・・・・・・・・分かるよな・・・・・?」
俺は、唇を離して、再度、雅先輩に問いかける。
ねぇ、いい加減諦めなよ?
『四光』を統べる者が、本気になって相手を堕とそうと
してるんだよ?
魔力に充てられたら、いくら宝石の加護を受けた人間でも、
そう簡単に抵抗出来ないはず。
「・・・・・・・・っく、・・・・・はぁっ、・・・・・
嫌だね、・・・・・・絶対渡してなんかやらないよ。
あんたみたいな独裁者に、・・・・・・・・っ!?」
雅先輩は、随分息遣いが荒くなって、瞳も潤んでいるが、
それでも、まだ、抵抗する事を諦めないようだった。
「ちょっと、お喋りが過ぎるんじゃないかな?
それとも、僕とお喋りしてたら、『新緑の剣』の効力の一つ、
攻撃性が更に刺激されちゃう?
確かに、統べる者だから、他の宝石の力を強めるのを
無意識にやっちゃってるのかもしれないけど。
何なら、二度と屈する事のないように調教でもしてあげようか?」
だから、耳元で低い声で囁き、耳朶を口に含んで、
空いている手で制服のボタンに手をかけた。
こうなったら、手段を選んではいられない。
残り少ない、生きられる時間を、これまで幸福も不幸も共にしてきた
魂の片割れのために尽くすしかないじゃないか。


