Secret Prince

「藍、斗・・・・・・・・・・・・?」




「ん?
 どうしたんですか、雅先輩?」























何か、あの媚薬には、目に入った人を数倍美しく見せる
効果まであるらしいから、きっと驚いてるんだろうな。
まぁ、幻覚にすぎないんだけどね。
俺は、返事がないのを良い事に、一気に畳みかける。


































「それじゃ、渡してもらいましょうか?
 理事長室の扉を開けるためのカードキー、持ってますよね?
 自分の醜態を晒したくなければ、とっとと渡してくれた方が
 身のためですよ?」