現在、放課後。
今、皆が寮へ戻った後、教室に佇む2つの影。
一人は若干面倒くさそうな、もう一人は、これから
起こるであろう事に胸を躍らせ、心底楽しそうな
微笑を湛えて。





























「んじゃ、とっとと終わらせるぞ。
 俺は、一応、ここでは学生なんだからな。
 不審者扱いされる筋合いはねえし。」



不満事を言いつつも、その表情は、どこか楽しそうだ。
思いもよらない仕事が舞い込んだ事への、
派手好きならではの興奮からだろうか。













「俺は楽しみだね。
 ここの学園のセキュリティーに関しては、
 全く知らねえけど、まぁ、これは、俺にとっては
 序の口に過ぎないんだけどな。
 くくっ、・・・・・・・・俺に喧嘩売った事、
 後悔させてやるよ。」



俺は、まだ見ぬ敵を見据えて、心底楽しそうな微笑みを
浮かべる。
こうなったら、誰も俺を止められないとか。
この時の迫力は、ビオラの8割くらいまで迫っているとか。
・・・・・・・・・・まぁ、そんな事はどうでも良いけどな。