特にやましい事はないけど、天然な子に軽々しく、……でもないけどね、
ともかくキスしちゃった事は、やっぱバレたくないからな……。
















「ふぅ…………。」



俺は、軽く息をついて、安堵した。
が、部屋の前で、一つだけ足音が止まった気がした。







「…………?」


とりあえず、ベッドに横になった体勢で迎える事にした。
おそらくは、わざわざ挨拶に来てくれたのであろう、……手強い寮生を。