~藍斗side~






「・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・。」




俺は、朝の訪れと共に目を覚ます。
すると、俺ではない熱源がある事に気付く。
・・・・・・・・あれ、・・・・・・俺、抱き枕とか
ぬいぐるみの類は、持ってきてなかったはず・・・・。






























「・・・・・って、・・・・凪・・・・・・・・・・?」



俺の目の前には、すぅすぅと寝息を立てて眠る凪の姿。
寝顔だけ見たら、あの腹黒な姿が想像出来ねえ。
あどけなくて、少年みたいな、そんな穏やかな寝顔。
・・・・・・・・・というか、俺、何で凪の身体に
しがみついてるんだ?