「・・・・・ん・・・・・・、凪・・・・・・・・・・?」




俺は、おぼろげな意識の中で、その温もりの主に
問いかける。




























「良いよ、俺、そういうのはよく分かんないけど、
 藍斗が寂しそうにしてる事ぐらいは分かるんだから。
 そんな奴を目の前にして放置できるほど、俺、鬼でも
 ないし。
 甘えたいなら甘えてきたら良い、泣きたかったら
 泣いて縋ってきても良いから。
 もう十分分かったから、・・・・・・・休めよ・・・・・・。」
































「・・・・・・・・んー・・・・・・・・・・・・・・・。」



俺は、そんな凪の声を耳に受け入れつつも、
意識がなくなりそうな身体は正直で、それを軽く聞き流し、
そのまま俺の意識は飛んで行ったんだ。