「くっ、・・・・・・・・・・わざわざご丁寧に、
 刺してくれやがって・・・・・・・。」




銀髪の男、スネークは、あえて日本刀を抜かず、
ユラリと身体を起こし、総統へと向き直る。
































「いくら、お前に害があるかもしれないからといって、
 そう簡単に、俺の大事な所有物に手を出されるのは
 困るんだよ。
 分かるだろう、・・・・・・・『蒼き月星』を持つ、
 雨宮家現党首さんよぉ・・・・・・・・・・?」






「ふふ、・・・・・・という事は、気付いてらしたのですね?
 俺が、何を持って、わざわざリスクの高い暗殺部隊の
 最前線に属しているかも・・・・・・・。」






「勿論、気付いていた。
 だから、その類の仕事は、全てお前に任せてやっただろう?
 狙った獲物は絶対に逃さない、・・・・そんなお前だからこそ。」