「なぁ、俺って何かしたっけ?」



俺は、食事を続けつつ、横目で悠を見やり、
話しかけてみる。


























「ん~、藍斗が心配してるのとは違うけど、
 危ない事には変わりない、・・・・・・かな?
 あえて言うなら、僕らも呼び出し頂いたし。
 まぁ、行って帰ってこない、とかいうオチでは
 ないから、大丈夫だよ。」




ちょっと待て、何で微妙に疑問形なんだよ。
まぁ、・・・・・・・死なないなら、それ以上に酷い事は
さんざん味わわされてるから、大丈夫だとは思うが。
死ぬよりも辛い屈辱、・・・・っていうのかな。
・・・・・・・・・・・・うー、・・・・・ともかく、
早く終わらせる気全開、ってのは撤回しないといけない、
・・・かな。


























「ん~、まぁ、さっさと終わらせたいし、行ってくるわ。
 どうせ、一人で来い、って事だろうし。
 悠は、先に部屋に戻っててくれ。」



俺は、悠にそう言って、歩き出す。