「食事が終わってからで良いから、俺の部屋に来てくれ。
 前にも言ったかと思うが、俺の部屋は8階だ。
 つうか、エレベーターで降りたんだから覚えてるとは
 思うが。」




「(俺、本気で、何かしたっけ・・・・・・・・・。)」




「(あらま、これは、Appleに入った者への洗礼だな。)」




「まぁ、部屋でゆっくりしたかったら、その後でも良いが、
 あんまり遅くなりすぎるのは良くない。
 何せ、今日の深夜に、アメリカに向かって出発するからな。
 だから、遅れるにしても、それまでに来てほしい。
 ビオラ、・・・・・・・・分かったな?」





「ぁ、はい・・・・・・・・・・・・・。
 (面倒だから、早く行って早く終わらせよう。)」





「(藍斗、どれくらい持つんだろう。)・・・・・。」




























そんなやり取りを終えて、俺は、また食事を再開した。
思えば、まともに食事を摂ったのは久しぶりだから、
目の前に御馳走があれば食いつきたくなる、犬みたいに、な。