しかも、見事なまでに尻餅をついていた。
あちゃー、……やっちゃったよ。
つうか、何で、俺の部屋の前なんかにいたんだ?
色々考えてはみたものの、残念な事に全く分からなかったため、
とりあえず、呆然としている彼に、声をかけてみる。


























「大丈夫か?」


彼の前にしゃがみ込んで、スッと、手を差しのべてやる。
こんな可愛い子を放置しておくほど、俺は悪趣味じゃない。


























それぐらい、現役モデルも驚くほど、可愛かった。
いや、寧ろ、スカウトされてもおかしくはないだろう。
つうか、この学園は、美形率が高いのか?
さっきの不良も、不良面とはいえ、それほど悪くはなかったし。