~悠side~






俺は、暫しの睡眠を満喫し、リビングへと
向かった。
すると、ソファに寝転んでいる藍斗の姿が
見えた。
でも、寝息も何も聞こえない。
ただ、ただ、重苦しいような、それを感じさせないような、
どこか神聖な沈黙が、リビングを支配していた。


































恐る恐る、眠っている藍斗の方へと近付く。
藍斗は、眠っているのか死んでるのか、分からないほどだ。
何ていえば良いのか、・・・・・・・・顔面蒼白じゃないけど、
息をしているのかは分からないような・・・・。
僅かな息遣いも聞き取れない。
俺は、自然と焦燥感に襲われた。





























「藍斗、・・・・・・・・・藍斗・・・・・・・・・。」



俺は、恐る恐る、藍斗の華奢な身体を揺すりながら、
呼びかけてみる。