ドンドンドンドンドンドンドン!





行き止まりの壁のある一点を、集中的に蹴り始めた。
俺が、「何してるんだ?」っていう目で見ていると。





























「ねぇ、もうバレバレなんだから、さっさと出てきてよ。
 俺だって、そんな長時間出てられるわけじゃないんだから。」






心底うざったそうに、そう言って、更に壁を強く蹴り始める。