が、俺は、それを許さなかった。


























「終わりだ……。」


俺は、無表情に言い放つと、拳を掴んだまま、その場でクルリと一回転して舞い、
顎めがけて、強烈な蹴りを放ってやった。

































俺が鍛えているのは、攻撃力なんかではなく、卓越した身体能力、そして、
相手を気絶させるのに、最小限必要な技のみ。
実際、今のように、それだけで十分事足りるから、何の問題もない。