それから、暫くは、何の変哲もない普通の廊下だった。
俺達は、歩き続けた。
もうまもなく、行き止まりが見えようとした、まさに
その時だった。



































「・・・・・・・・・・・・・・・?」



片足が、まるで床にくっついたかのように
全く動かなくなった。
何だ、これは。
俺が怪訝そうな表情で、未だくっついたままの足元を
見下ろしていると、それを見て、何事かを考え込んでいた
悠が、突然、顔色を変えた。