「ま、そんなわけだから、スネークには、
 目をつけられないようにしろよ?
 で、今は、こっちを片付けるのが先だ。
 一直線の廊下にしては結構な距離だし、
 パッと見じゃ分かんないけど、どうせ、碌でもない
 罠が目白押しだろうから、気をつけていくぞ。」




そう言うと、悠は、スッと手を差し出してきた。
俺は、その手を握り返す。
絶対、この手を離さない。





























俺は、おもむろに、一歩踏み出した。
と、次の瞬間。
































ヒュッと、目の前を、小さな何かが掠めた。