だが、それも一瞬で、その次の瞬間には、
その表情に再び笑みを湛え、俺達に向き直った。





















「さてと、今日は、久しぶりにお仕事入ってるから、
 ウォーミングアップに時間取りすぎちゃったよ。
 それじゃ、俺はこれで。
 またね、ミーシャと、・・・・・・ビオラ。」






そして、スネークは、悠然と去って行った。
俺達の間には、理由もなく、沈黙が流れた。



































「あの人は、絶対敵には回すなよ。
 狙った獲物は絶対に逃がさない事から、
 スネークっていうコードネームを貰ったんだ。
 別名、『Appleの観測者』とも言われてる。
 あの人に目をつけられたら、後には何も残らないと
 考えておいた方が良い。
 総統の暗黙の了解を受けて、スネークは、
 ・・・・・・・役に立たない奴らを容赦なく追い出すんだ。」



やけに重々しい口調で、悠は、沈黙を破った。