「別に、何となくだけど。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・。」







何とも呆気ない答えに、俺、呆然。
そして、無言。











































「はあ!?
 ちょっと待てよ、そんなくだらない理由で、
 俺の安眠妨げてんじゃねえよ。」





「分かったから、落ち着け。」






言葉と共に、耳にふうっと吹き込まれる息。
俺は、完全に冷静さを失っていたため、
反射的に肩を震わせた。