俺が自問自答している横では。







「あーあ、何か、トリップしちゃってるし。
 早く帰って来てくれねえかなぁ。
 見てるのは面白いから、別に良いんだけどな。」






などと、悠が呑気な事を呟いていた。




































「はぁ、・・・・・・・・・・・ゴメン、何か、
 どっか行っちゃってた。
 もう、帰って来れないんじゃないかと思ったよ。
 ・・・・・・で、何だっけ?」



俺は、さんざんトリップした挙句、完全に、
悠が俺を起こした理由を聞くのを忘れていた。