「悪い、やりすぎたか。
 ゴメンな?
 だってさ、揺すっても、肩叩いても、胸撫でても、
 全然起きなかったからさ。
 多少手荒だけど、これが一番手っ取り早いかと思ってな。」










ちょっと待て。
揺するのと、肩叩くのは、まぁ、妥当だとして、
何で、寝てる間に胸なんか撫でられてるんだ?
しかも、それに気付かない俺って、一体・・・・・・・。


































「まさかとは思うが、その、・・・・・・・・・・・
 いや、やっぱ、良い。
 何でもない、つうか、寧ろ、忘れてくれ。」



こんな事、普通、恥ずかしくて聞けないだろう。
寝てる間に、声を上げてようがなかろうが、
もう、この際、こういう所に生きていく限りは、
恥じらいを捨てなければならないのかもしれない。
いや、待てよ、・・・・・・捨てちゃ駄目なのか。
寧ろ、相手を堕とす気で行かないといけないのか?
そうなのか、・・・・・・・そうなっちゃうのか!?