~藍斗side~



何か、目覚めてみたら、何も覚えていない。
でも、心の中のモヤモヤした何かが、急に晴れ渡ったかの
ような、妙に清々しく、どこか不思議な感覚。
一体、何があったっていうんだろう。
悠も、あからさまな嘘ついてるし。
でも、ま、・・・・・・・・・・・・良いか。









































俺は、まだ釈然としなかったが、悠に手を引かれて、
脱衣所へと向かった。

































俺は、Tシャツの裾に手をかけ、そして、脱いだ。
露わになったのは、・・・・・・思い出したくなかった
傷痕。