「お前さぁ、晩御飯食べ終わるなり、いきなり
 寝始めるから、こっちが焦るじゃねえか。
 疲れてたのは、分かるけどさ?」


そう言って、藍斗の肩をポンポンと軽く叩いてやった。
藍斗は、釈然としないながらも、本当に覚えていないらしく、
納得してくれた。




























「あー、ゴメンな?
 俺ってば、晩御飯食べて、その後すぐ寝るなんて、
 ・・・・・・・本当、迷惑かけたな。」



藍斗は、申し訳なさそうな表情をしていた。
あー、・・・・・・・そんな表情見せられたら、
逆に、こっちがいたたまれなくなるじゃん。
まぁ、心配料って事で、チャラにしてやるか。


































「駄目、今夜は、俺に付き合ってもらうぜ?
 ぐっすり寝てたから、さぞかしスッキリしたんだろう?
 さ、今から風呂だ、・・・・・・一緒に入るぞ。」



うげ、自分で言って今更だけど、俺も、悪になったよな。
ま、裸の付き合いってのもアリか。
今の藍斗に、そこまで過激な事してやる度胸も、意図も、
一切ないけど、たまには悪くない。