「それじゃあ、・・・・また会おうね、悠。
 藍斗の事、・・・・・・・よろしくね?」



そう言って、僕は、元の場所へ戻った。










































ラベンダーの花が咲き誇る、花畑。
進めば進むほど、深い霧に包まれていく。
視界がぼやけて、歩くのも億劫になる。
仄かに香る、ラベンダーの香りが、
相も変わらず、僕を包み込んでくれる。
僕は、花畑に身を横たえて、暫しの眠りに
ついた。







































どうか、僕達に、安らかな眠りを。
そして、ささやかな幸せを、どうか、・・・・・どうか、
壊さないでください。
もし、神様がいるのなら、この心を捧げます。
だから、ほんの少しの安息を。
時間よ、・・・・・・・止まれ?