「あぁ、で、話を戻すが、このグループは、
 基本的に、今は、中高生から成人くらいまでが
 大半を占めてる。
 まぁ、皆、良い奴だから馴染めるとは思うが、
 やっぱ、同年代の友達、ってのも欲しいだろう?
 ミーシャなら、こんな人柄だから、まさに
 適任かと思ってな。
 それに、堂々と、俺の部屋に侵入して偵察してた、
 って事は、・・・・・・分かるだろ?」




ミーシャも、うんうん、と頷いている。
堂々と、俺の部屋に侵入して、って辺りで、
ギクリ、と肩を震わせたのは、この際、見なかった事に
しておいてやるか。



































「僕、入ったばかりだから心細いし、正直、上手く
 やっていけるかも分かんないし、でも、前みたいな
 生活には戻りたくないんだ。
 だから、こんな僕で良ければ、・・・・・改めて、
 よろしくお願いします。」




これが、初めての、俺の意思表示だった。
何も嘘偽りのない、本当の、俺の意思。
真っ直ぐ、ミーシャの目を見て、はっきりと、
そう言えた。